[路線について]
このページでは路線の詳細、標識類やATSの解説をしています。
(Ⅰ) 製作区間
公開中のデータは、京成線の末端部である八千代台→成田空港をイメージして製作したものになります。京成電鉄をモチーフに制作していますが、京成電鉄(株)とは一切関係をもっておりませんので、問い合わせなどは絶対にしないでください。
(京成電鉄公式HPより引用)
(Ⅱ) 標識類について
このセクションでは、路線で出てくる運転に必要な標識類について解説します。ここにないものもあるので是非探してみてください☆
☆停止位置目標☆
〇 文字通り停止位置目標です。数字は列車の両数で選別されており、Sは共通の停止位置(ライナーを除く)、AEはライナーの停止位置です。
☆速度制限標☆
〇 曲線や分岐器などに設けられる制限標識です。表示されている数字以下の速度で進行しなければなりません。
〇 2枚目の画像のように上下二段の標識は、上段の赤文字がライナーの制限、下段の黒字が一般車の制限速度になります。
〇 ←の標識は京成特有の標識で、停車場管最高速度標と言います。列車種別により次の駅までの最高制限速度を示している標識になります。速度制限が重複する場合は、制限速度の低いものが優先されます。停車場間速度を略して"停間"なんてよんだりもします。
☆信号機☆
〇 信号に関しては他の路線とほぼ同じです。京成線の信号による制限速度は、
進行信号 → 停間速度
減速信号 → 75km/h
注意信号 → 45km/h
警戒信号 → 25km/h
となっています。
京成線をはじめ、4直では信号に対して高度なATSを導入していますがそちらは後述します。
〇 厳密には成田スカイアクセス線には別の現示が存在しますが、範囲外なので割愛します。
☆踏切動作反応灯☆
〇 この先に通る踏切の状態を示す信号です。異常がなければ、←のように黄色の×のような信号がつき、異常があれば上部の赤い丸が2つある信号が点滅します。後者の信号を確認した場合は即座に減速/停止し、踏切道の安全を確保しなければなりません。
☆列車種別表示灯☆
〇 各駅の出発信号の一部に付属している信号であり、自列車の種別に一致しているかを確認する必要があります。←のように表示灯の前に列車種別の対応表が大体ついており、これを参照して確認できます。
(余談ではありますが、2と3が欠番になっているのは過去の種別が存在していたためです。3はかつての急行、2はおそらく準急(??)と考えていますが、詳細は不明です。)
☆電車線区分標☆
〇 ←の上部の標識はこの先にエアセクションがあるよという標識で、下の黄色の標識はセクション区間内なので止まらないでね、という指示標識です。
〇 上の標識を1番後ろの車両が完全に通り過ぎるまでは、停止してはいけません。
☆信号歓呼位置標☆
〇 その位置から確認できる信号の現示を確認し、歓呼の目安となる標識です。
〇 主に色灯式信号機、中継信号機の手前に設置されます。
☆速度確認標☆
〇 成田⇒駒井野信号場間にのみ存在する標
識です。
本線への分岐器制限速度55km/hを超過
させないためのもので、標識までに表示速
度以下に速度を落とせなかった場合、ATS
ブレーキにより自動で速度が落とされま
す。
(Ⅲ) 保安装置(C-ATS)について
〇 京成線をはじめ、4直管内で最も使用されているのがこのC-ATSと呼ばれる保安装置です。特徴として、以前までに使用していた1号型ATSの欠点であった絶対停止機能の追加、新機能として踏切防護やホームドアとの連携など、非常に保安性の高い装置となっています。
〇 bve内でもこの仕様が非常に緻密に再現されており、より臨場感のある運転ができます。
〇 4直内ではそれぞれ仕様が若干異なり、今回は京成線で使用されている物を、簡単に解説していきます。(詳しくは下のボタンから詳しく解説されている方のページへ飛べます)
① 絶対停止機能について
〇 1号型ATS(過去の保安装置)では、停止信号の前で絶対に停止できる仕組みが備わっておらず、いわば冒進することもできるシステムでした。
しかしC-ATSでは、より高度な制御ができるようになったため、現在地から信号機までの距離と速度を参照し、赤信号までに止まれるような減速パターンを作ることで、そのパターンを超過した際には非常ブレーキが動作し、確実に赤信号を冒進できないようにするシステムとなりました。
〇 ←↑のBという標識を通過した際に、列車を検知し信号に対する停車パターンや、踏切防護のためのパターンを生成します。
〇 ←の信号直前にあるAの標識は、絶対停止標識です。黄色信号→赤信号となる場合には、このA点との距離からパターンが生成されます。要するに赤信号の時はこのA点を超えないように注意してブレーキングをすればよいという話です。
② 踏切防護について
〇 停車目標の先に踏切があると、滑走した際に踏切が閉鎖しきっていない場合、列車と接触しかねない為、ATSで減速できるようにするものです。
〇 ①と同じくB点を通過すると、列車情報を参照して次駅に停車するのかしないかを判別し、停車できるようにパターンを生成します。
停車駅/防護対象の踏切に接近すると、←の画像のように、P接近の文字が点滅するとともにベルが鳴ります。踏切が完全に閉まるまではパターンは消えません。
パターンの速度を超過すると、45km/hまで常用最大ブレーキで減速させられます。
そして停車駅の出発信号を通過してしまうと、非常ブレーキが動作し、停止させられます。
③ 曲線に置ける速度照査について
〇 京急線の場合は表示機中段に照査速度が表示されていますが、京成線内では無表示です。しかし速度照査は行われており、制限速度を超過すると常用最大ブレーキにより、一定の速度まで落とされるシステムとなっています。(ゲーム内では+5km/hで設定しています)
(Ⅳ) ホームドアについて
〇 京成線でも一部の駅でホームドアの稼働が始まりました。データは2019~現在を目安に作っているので、ホームドアの設置駅が一部あります。
〇 表示灯について初見ではわかりづらいと思うので、以下の動画に簡潔に仕様をまとめました(外部サイトに飛びます)。